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地下120mの地下水とうなぎ!三代目が守る伝統の味!平江屋

菖蒲パンダの近くにある、うなぎの平江屋に行きました。

お店に一歩踏み入れると、約100年続く、情緒あふれる空間と、三代にわたって受け継がれた職人のこだわりが息づいていました。

平江屋の基本情報

住所埼玉県久喜市菖蒲町菖蒲291-10
定休日月曜日
営業時間11:00~14:00、16:00~18:00
アクセス白岡菖蒲インターから約3.5km、桶川加納インターから約6.5km
駐車場2~3台(道を挟んだお店の向かい)
お支払い現金

平江屋の様子

平江屋の外観

平江屋の外観です。

人目で川魚料理の老舗とわかる歴史を感じさせる佇まいです。

駐車場は道を挟んでお店の向かいにあります。

平江屋の店内

お店に入るとうなぎの焼ける香ばしい匂いが漂い、涼やかな水の流れる音が聞こえてきます。

店内はまさにうなぎの寝床のような奥行きのある細い長い造りになっています。

平江屋のお座敷

靴を脱いで廊下を奥に進んた広々としたお座敷に案内されました。

なかなか過ごす機会の少ない本格的な座敷は、新鮮な心地よさを感じさせてくれます 。

平江屋のメニューです。

平江屋のお品書きは、看板メニューであるうなぎを中心とした、非常に硬派で潔い構成です。

うなぎの他には、鯉まるごと一匹使用するあらいがあります。

今回はうな重を注文しました。

平江屋のうな重

座敷でくつろぎながら20分ほどまっていると、うな重が届きました!

平江屋のうな重

重箱のふたを開けた瞬間に広がる、甘辛い香ばしい匂いは格別です !

照り輝くうなぎがたまりません!

うなぎは箸をすっと入れるだけで、力を入れる必要もなく簡単に切ることができます 。

うなぎの脂の甘みと、代々受け継がれてきたのタレの甘辛さ、身の焦げ目の香ばしさが口の中でひろがります。

うなぎの下にたくさん敷き詰められたご飯もどんどん進み、止まりません。

肝吸いも、うなぎに引けを取らない存在感があります。

汁の中には弾力のある、大きめの肝が入っており、噛むたびに旨みが溢れます 。

ミョウガが添えられており、香りがうなぎの後味をすっきりと整えてくれます 。

貴重な生簀、調理場、店内を見学!

ちょうどお客さんが途切れる時間があり、店主のご厚意で少しお店を見学させていただきました。

地下120mの地下水を利用した生簀

平江屋の活きのいいうなぎ

平江屋の活きのいいうなぎです!

うなぎの本場である静岡産です。

桶の中でヌルヌルと勢いよく動き回っています。

うなぎを活かしておくための水もこだわっています。

水は120m(60間)下の地下水を使用しており、地下深くから汲み上げられた水は酸素が含まれていないため、そのままではうなぎが生きられません。

そのため、一度上部のタンクに溜め、酸素を含ませてから、掛け流して使用しています 。

平江屋のこい

鯉も見せていただきました。

生簀から出された鯉はカメラのピントが合わないほど元気に跳ね回り、非常に活きが良いのが一目で分かります。

胴はまるまると太く、体高もしっかりしており、見るからに脂が乗って美味しそうです。

職人技を振るう調理場

平江屋のまな板

次に調理場を見学させていただきました。

これはうなぎを捌くまな板です。

これは銀杏の木で、60年間もの間使われ続けているそう。

ものすごく分厚いですが、長年、表面を削りながら使い込んできたため、当初より薄くなってきているそうです。

平江屋のうなぎを捌く包丁

うなぎを捌く包丁です。

普段見る包丁とは違い、随分変わった形をしています。

刃先が斜めに切り落とされており、厚みと重厚感のある独特な形が印象的です。

平江屋の蒸し器

これはうなぎを蒸すための蒸し器です。

この器の中でじっくりと蒸気を浴びることで、うなぎの身はふっくらと、箸がすっと通る柔らかさが生まれます。

平江屋の焼き場と秘伝のタレ

うなぎの焼き場と秘伝のタレが入った深みのある壺です。

平江屋の秘伝のタレ

なみなみと注がれた秘伝のタレです。

代々受け継がれてきたタレは、たくさんのうなぎがくぐり、その旨みが重なり、深みのある濃い色合いへと熟成されています。

平江屋のうなぎの焼き場

焼き場を加熱したところを見せていただきました。

以前は炭火を使用していましたが、現在はガス火を使用しています 。

火の上に直接タレやうなぎの脂が落ちないよう、専用のカバーが設置されています。

長い歴史を感じる店内

平江屋の四角い火鉢

長方形の火鉢です。

かつてはお店の勘定台として使われていたそう。

火鉢の中に見える金属製の筒は、徳利を差し込んでお酒を温めるために使われていました。

平江屋の徳利

その火鉢で温められていた徳利も調理場の棚から出していただきました。

現代の居酒屋で見かける徳利とは異なり、細長く、注ぎ口も大きく広がっていません。

平江屋の半纏

店内の一角には、藍色の立派な半纏が飾られています。

この半纏は、かつて結婚式などの特別な行事の際に着用されたそうです。

現在は「平江屋」という屋号ですが、この半纏には「平江家」と記されています。

平江屋の黄桜のポスター

お座敷には、時代を感じさせる「黄桜」のレトロなポスターがありました。

最後に

平江屋は、おいしい鰻をいただけるのはもちろん、歴史ある店内でくつろげ、店主の温かな人柄に触れられる素敵なお店でした。

ぜひ情緒あふれるお座敷で、おいしいうなぎを召し上がり、贅沢な時間をお過ごしください!

記事リンク:ずっと菖蒲町をみまもっている菖蒲パンダを調査!

  • この記事を書いた人

菖蒲町ふらっとガイド

菖蒲町育ち、菖蒲町在住の40代。 少しでも菖蒲町の魅力をお伝えできればと思っています!

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